騒音の無い生活騒音トラブル

yahoo知恵ノートより移設

yahoo知恵ノートの終了に伴い知恵ノートより移設。

 

 騒音トラブルの実態

最近、生活騒音によるトラブルにまつわる刃傷沙汰の事件のニュースが絶えない。
生活騒音と聞けば、誰もが自分に思い当たる事を思い浮かべる事だろう。
もし、階下の人などから騒音がうるさいと文句を言われれば、思い当たる事があればとりあえず謝ってしまう事だろう。

 

逆に、隣室や隣家の生活音が気になったり、嫌がらせとも思えるような音や声が聞こえれば寝室や隣家にクレームを付けたくもなるだろう。

 

しかし、現実の問題は少し様相が異なる。

騒音の調査をしても、騒音と呼べる程の騒音が計測されない事が多く、声の録音をしても聞こえている声が録音されない事が多いのだ。

 

生活騒音の問題で騒音が測定されない場合、騒音の苦情を言う人には特徴がある。
それが「孤立化」「社会とのつながりの薄さ」「コミュニケーション力の低さ」である。
その為、一人暮らしの年配者、一人暮らしのフリーターやニート、一人暮らしの女性、一人暮らしの身体障害者などに多く見られる。
また、家族がいても家庭内で孤立感を抱いている人にも起きる。
その孤立化こそが生活騒音の原因なのだが、こんな事を書いても何の事だか分らないと思う。

 

詳しくは「幻聴や被害妄想は統合失調症特有の症状では無い」で書いているので、そちらを参照して欲しい。
若しくは「隣人クライシス」で詳しく書いているのでそちらも参照してほしい。

 

 「とりあえず謝る」は問題をこじらせる

「生活騒音が煩い」と苦情を言われると、殆どの人が思い当たる事を思い浮かべ、「響いていたのかな?」と想い、事を丸く収めようとして、とりあえず謝ってしまう。
そして音を出さない様に注意するのだが、何度も苦情を言われ、その苦情がエスカレートする事も珍しくない。
その問題は「とりあえず謝る」と言う対応にある。
「とりあえず謝る」と言う対応は、相手からすると騒音を出している事を認めた事になる。
しかし、相手に聞こえているのは幻聴の類であって、実際の音では無い。
「とりあえず謝る」と言った対応をすれば、相手に音を出している事を確信させる事になり、どれ程音に気を使って生活しても、クレームが無くなる事は無く、逆にエスカレートさせる事となり、刃傷沙汰にまで発展する事さえある。
理由は簡単、何度注意しても音が聞こえ続ければ、嫌がらせの様に思えてしまうからだ。

 

 聞こえている騒音の正体とは?

主な原因はストレスである。
最も多いのが神経過敏、取り分け聴覚過敏の人が多く、ストレス性の難聴から脳内爆発音症候群など、全てストレスを起因とした病気である。
神経過敏は些細な音が気になる神経症、それが聴覚過敏になると小さな音が大きな音に聞こえてしまうのだが、本人にはその自覚が無い。
こんな事例もある。

上の階の人が自分に合わせて移動して来ると言った物だ。

トイレに行けば自分に合わせるかの様にトイレに行き、台所に行けば台所で音を出され、風呂に行けば風呂に行く足音が聞えるなど、まるで自分の行動を把握されているかの様に、自分の部屋の行く先々で音が聞こえると言い、行動を把握されているので盗聴や盗撮で監視されていると言うのだ。

こうした事を訴えている人は意外と多い。

しかし、実際に調べてみるとそうした事実関係があった例が無い。

例えば、本人は音が聞こえるので上階の人がいると思っていても、実際には留守だったりする。

そんな時でも聞こえていたり、空室なのに聞えている人もいた。

では何故、そんな音が聞こえているのか?

最も多かったのが、通常は聞えない自分の足音の反響が聴覚過敏で別人の足音の様に聞えていたり、全く別の音が補完されて聞こえていたり、人によって色々なケースがある。

聴覚過敏は特定の音にだけ過敏な人もいれば、全体的に過敏な人もいる。

ストレス性の難聴では、低音の耳鳴りが聞こえ、それがモーターの音の様に聞こえるのだが、これも本人には難聴の自覚が無い。

その為、その耳鳴りを換気扇、掃除機、洗濯機などの生活騒音だと思っている場合が多い。

 

脳内爆発音症候群は、寝入り端に爆発音、破裂音、衝撃音などが聞こえる病気で、ドンドン、ドタドタと言う足音、ベッドや椅子から飛び降りる音、ドアや窓を強く閉める音、壁を叩く音、そうした生活騒音に聞こえていたりする。
脳内爆発音症候群の場合、寝入り端に聞こえるのでその音で目覚めてしまいイライラを募らせてしまう。
また、寝入り端に聞こえるという事は、聞こえている人からすれば「深夜の騒音」となる為、取り分け騒音と感じ易い。
これらの症状は、全てストレスが原因で発症するのだが、それは同時に継続的なストレスを受け続けていると言う事でもある。
その継続的ストレスが原因で発症するのが、うつ病を始めとする精神疾患である。
また、比較的女性に多いのだが、女性はクレーマー化し難く一人で悩む傾向を持ち、男性は女性よりも数的には少ないのだが、クレーマー化し易いので表面化し易い傾向がある。
その女性で最も多い原因が「更年期うつ病」で、40代~50代の女性に多発している。
更年期うつ病の場合、一人暮らしでなくても発症する。
この場合、他の更年期症状に目を向けて見る事が早期発見の鍵だ。
この女性の更年期うつ病拗らせると、統合失調症と区別が付かない言動となり誤診の元となってしまう。
更年期うつ病なら通常のホルモン治療だけで治るケースも少なくないが、悪化すると精神病薬が必要となり誤診されれば薬の副作用なのか、病気の症状なのかも分からなくなってしまうので、40~50代の女性で音や声が気になりだしたら、精神疾患ではなく先に更年期うつ病を疑った方がよい。
こうした原因で聞こえる音は、第三者がいると聞こえない事も珍しくは無い。
その理由は、原因がストレスだからである。
このストレスだが、環境の変化で受けやすい。
注意すべきが引越しである。
引越しは周りの環境が変わり、自覚の無いストレスに晒される事になる。
心の病気を抱えている人が、リフレッシュしようと引越しすれば、多大なストレスに晒される事になり悪化する事になりかねない。
また、注意すべきは「連鎖」である。
階下の人からの執拗なクレームはストレスとなり、クレームを受けた人に同様の症状が連鎖する事である。

 

 ストレス故の怪現象

そもそもストレスとは、天敵から身を守るための防衛システムであり、一人でいるより誰かといる方が心強い。
その心強さがストレスを軽減させるので、一人でいる時に聞こえていても、誰かがいると聞こえなくなると言う現象を引き起こす。
その現象が、厄介な問題を引起す。
「他の人がいると音を出すのをやめる」と言う感覚を持ち、監視されている様な感覚を芽生えさせてしまうのだ。
そうなると、相手は「正義は我にあり」と言う感覚を持ち、クレーマー化すれば容赦が無くなる。
クレーマー化しなくても、恨みを抱くようになる。
また、自覚の無い幻聴として聞えているので、自分が移動するのに合わせて音も移動して来るように聞える。
その為、追跡妄想を抱き易くなる。
問題はまだまだ続く。
その人が音に耐えかねて引越ししたとする。
しかし、原因がストレスであれば引越しをしても音が聞こえ無くなる事は無い。
すると、「引っ越し先を調べ、引っ越し先の住人を使って嫌がらせをされる」と被害妄想を拡大させてしまい、恨み続ける事になってしまう。
またこんな問題も存在する。
音の存在を証言する証人がいるケースだ。
これが結構厄介、と言うより結構証人は困っていたりするのだ。
こんなケースがある。
神経過敏な人が、同席する人に「ほら、今音が聞こえたでしょう」と同意を求め、同席者が「何か聞こえたね」と答えると、それを根拠に証人にされる。
これは、聞こえている音のレベルの相違で起きる。
神経過敏な人が騒音に聞こえて同席者に同意を求めた時、同席者は小さな音でも「聞こえた」と言う事実で同意してしまう。
すると、何かある毎に証人として付き合わされる事になる。
これが夫婦で、奥さんが音声過敏で旦那が証人の場合、奥さんは旦那にクレームを言わせる傾向がある。
実際に有ったケースでは、奥さんと旦那の聞こえている音のレベルの違いを認識させた時点で、それまで奥さんの話に合わせていた旦那が掌を返したように、聞こえてもいないのに文句を言わされていた不満を奥さんにぶつけ始めた事もある。
また、こんな厄介なケースもある。
自分で騒音を録音したり騒音レベルを測定し、それを持て証拠とする人だ。
証拠を取る事は悪い事ではないのだが、測定方法を知らなければ自滅する。
色々な人から騒音の証拠としての録音を聞かせて貰ったのだが、正しい録音方法で録音された物は一つも無かった。
全ての録音は床やテーブル、家具などの上に直接録音機を置いた状態で録音され、大きな音として録音されていたのだが、それでは何の証拠にもならない。
例えば、テーブルや床に直接耳を当てて聞くと色々な振動が大きな音として聞える。
つまり、何所かに置いて録音すれば建物の振動が録音されてしまい、その振動が高音圧として録音されてしまうのだ。
それで騒音に確信を持ち、正義は割れにありで隣家にクレームを付けていたのだ。
しかし、そこに録音されている音の正体は、自分の足音だったり自分の部屋の冷蔵庫だったり、エアコンの振動だったりする。
更に厄介なのは、高音圧で録音されるのは単なる振動なので耳ではほとんど聞えない物も少なくない。
すると、音圧だけが高く、音として聞えないと「超音波」と言いだしたりもする。
そこに耳鳴りでも聞えていたら、耳鳴りを高音圧の超音波との確信を深めたりする。
こうなると、何を言っても聞く耳持たぬ状態になってしまう。
録音する場合、少なくとも天井からボイスレコーダーをゴム紐で吊るして録音するなど、振動の影響を排除する必要がある。
聞こえているのが「音」だけならまだ良い。
壁や天井から「悪口」や行動の実況、自分の声が復唱される様に聞こえている人も珍しくは無い。
その原因は脳の補完機能で、些細な音を声に認識していたり、自室から出る音の中に脳が勝手に自分の悪口を作り出してしまうのだ。
集団ストーカーと言う被害妄想・・・・」ではそれを体験できる形で書いている。
この補完機能は、聴覚だけではなく視覚にも現れる。
元々ストレスとは外敵に襲われたときの防衛反応である。
その為、怪しいと思う物を探し始め、普段は気にならない事でも、少しでも怪しいと感じれば自分に関係しているかの様に感じてしまう。
つまり、疑心暗鬼の状態になってしまう。
この疑心暗鬼と言う言葉の語源が、ストレス状態にある人をそのまま表している。
その疑心暗鬼が、見える世界や感じる世界を補完させてしまう。
酷い場合は人の顔の区別が付かない人さえいる。
例えば、坂田利夫と松山千春の顔が同じに見えていたりする。
目立つ特徴から顔のイメージを補完してしまうのだ。
その為、街に出て自分に嫌がらせをしていると思っている人物と同じ特徴の人を見かけると、同じ顔に補完されてしまい、行く先々で待ち伏せされると思ってしまう事さえある。
そうした人達は、地域住民の嫌がらせ、組織的な嫌がらせを口にする。
そして、その人が自分に起きている事をネットで検索すると「集団ストーカー」や「ガスライティング」と言う言葉を使い始める。
また、ストレスは自律神経の乱れを招き体調不良を起す。
いわゆる自律神経失調症である。
ネットで集団ストーカーと言う言葉に出会ってしまうと、自律神経失調症が「加害行為」に思えてしまう。
最初に苦情を言われた時に「とりあえず謝る」と言う対応をしただけで、自分の知らない所で凶悪犯罪の親玉と思われ続け、自分の知らない所でネットに個人情報を晒されて、誹謗中傷されている事もある。
そうならない為には、最初から謝らず、第三者立会いの下で音の存在を明白にする事だ。

 

 背景にあるのは無縁社会と学歴社会

人間は集団を形成する動物であり、集団を形成する動物の最大のメリットは気を抜く時間が作れることである。
一人で行動していれば、常に周囲を警戒せねばならず、気を抜いている時に天敵に襲われたら食べられてしまう。
集団でいれば、自分が気を抜いても他の誰かが警戒しているので、気を抜いても天敵に食べられる危険が少なくなる。
大切なのは「気を抜ける時間」だ。
警戒している時は神経を尖らせて周囲を警戒する。
それは自律神経の領分なので、意識とは無関係に働く。
孤立化した状態が正にそれ。
ご近所付き合いや友人関係、家族がいれば集団の中での気を抜ける時間が有るが、そうした繋がりが無ければ気を抜ける時間が無くなる。
それが継続したストレスであり、孤立化と神経過敏の関係である。
また、集団の仲間が信じられなければ、敵中に孤立しているのと変わらない。
故に、社会性は仲間を信じる事で成り立っている。
しかし仲間を「信じる」と言う事は、生半可な事で出来る訳では無い。
その原点は自分の生存であるので、動物にとって命がけの事なのだ。
それは人間も例外では無い。
信じようと思っても、信じるに至る過程を経ていなければ、意識とは無関係に警戒してしまう。
その過程は学ぶべき時期に学んで成長してこそ備わるのだが、学力ばかりを重視すれば学ぶべき時期に学べない。
一日は誰にも等しく24時間であり、その時間を勉強ばかりに費やせばコミュニケーション力を養う時間が削られる事になる。
幼年期は親子関係から学び、幼稚園や学校へ行く様になると友人関係との遊びの中から学ぶ。
しかし、塾や習い事で友人との遊ぶ時間が少なくなれば、他者への信頼や社会性を学ぶ機会が失われて行く。
教育の過熱は、人間としての成長を阻害する結果を招いてしまう。
その教育も、「人に迷惑を掛けないように」と教え、それがさも常識のように思っている人も多いだろう。
しかし、それでは社会性に欠かせない「お互い様」や「相互扶助」の感覚が育たない。
迷惑を掛けない事を心掛ければ、自分が迷惑と思う事が許せなくなてしまう。
それが無縁社会を生み、無縁社会は孤立感を生む、その孤立感が様々な社会問題の温床となっている。
そうした事を「被害妄想解体新書」で詳しく書いている。
問題は孤立感を感じているのが自律神経系である所にある。
自律神経は意思に関係なく働く。
意識としてはストレスを感じていなくても、本能はストレスを感じている事が多い。
その代表的なケースが引越しや旅行である。
旅行は意識的には楽しい事だが、本能的には知らない土地へ行くので警戒モードに入っている。
その警戒モードこそがストレス反応である。
家に帰ると「ホッ」とするのは、警戒が解けるからである。
引越しはその警戒モードが継続した状態になり、引っ越し先でのコミュニケーションが無ければ、意識に関係なく警戒モードが継続する事になる。
つまり継続的ストレスである。
継続的ストレスの先には、自律神経の乱れや神経過敏があり、その先には鬱病に代表される精神疾患が待ち受けている。
魚を使った実験では、継続したストレスが一ヶ月続くと魚でも鬱病になる事が分かっている。

 

 騒音問題の一番の解決策

生活騒音の一番の解決策は、お互いにコミュニケーションを取り合い、仲良くなる事である。
人間はコミュニケーションを取っている相手には寛容になり、コミュニケーションを取っていない相手は警戒し容赦が無くなる。
本能的にコミュニケーションを取らない相手を警戒しているからこそ、無意識に神経を尖らせてしまう。
コミュニケーションを取る事で、警戒を解けば自ずと神経を尖らせる事は無くなり、気にならなくなる。
それが、昔は当たり前だった。

 関連知恵ノート

集団ストーカー妄想は治療で治す事が困難な理由

洲本で発生した事件」で、「妄想性障害との診断を受けて治療してもマインドコントロールを外さない限り良くなる事はない。」と書いた事に対する質問メールがあったので、ここで書こうと思います。

ご質問内容は「集団ストーカー妄想は病院で治療を受けても治らないのでしょうか」と言った趣旨の内容でした。

 

それが単なる被害妄想であれば、投薬治療で不安を抑えれば被害妄想も薄れて来ます。

しかし、集団ストーカーと言うマインドコントロールに陥っていれば、投薬治療だけでは被害妄想を消す事は困難です。

 

そもそも、集団ストーカーなる物は、妄想とは少し様相が異なります。

集団ストーカー(ガスライティング)13年間の研究レポート」に掲載しているマジックドラゴンの映像を一度見てください。

この映像のマジックドラゴンは単なるペーパークラフトなので動くはずもありませんが、誰が見ても首を振って自分を見続けるように見えます。

これは妄想でしょうか?

妄想ではなく、確かに首を振っているように見えるので、それは妄想ではなく現実です。

実はこれ、妄想ではなく「錯視」が起きているのです。

つまり、集団ストーカーとは妄想ではなく、このマジックドラゴンの映像と同じ「錯視」なのです。

ですので、実際には「集団ストーカー妄想」ではなく、「集団ストーカー錯視」と言った方が現実に即しているのです。

 

例えば、洲本事件の平野容疑者が海で溺れていたとします。

溺れている平野容疑者を助けようと、洲本事件の被害者が手を差し伸べたとします。

集団ストーカーで電波攻撃を仕掛けて来ると思い込んでいる平野容疑者が、集団ストーカーの犯人と思い込んでいる人から差し伸べられた手を見てどう思うでしょう?

助けようとする手に見えるでしょうか? それとも突き放そうとする手に見えるでしょうか?

恐らく自分を突き放して殺そうとする手に見えて(感じて)しまいます。

 

では何故、自分を突き放して殺そうとする手に見えてしまうのでしょうか?

それがマジックドラゴンと同じ原理なのです。

マジックドラゴンの映像が首を振り自分を見続けているように見える原理は、凹凸の逆転です。

通常凸ている所が凹んで入る為に、脳が凹んでいる所を凸と認識してしまう為にこの様な錯視が起きるのです。

溺れている例も、これと同じ「反転の原理」なのです。

 

では集団ストーカー妄想に陥っている人は、何が反転しているのでしょう?

それが「信頼と不信」です。

他者を信頼していれば、差し伸べられた手は自分を助け様とする手に見えますが、他者に不信を抱いていれば自分を突き放そうとする手に見えて(感じて)しまうのです。

その為、集団ストーカーの被害を主張している人は、例外なく感覚が反転しているのです。

例えば「防犯パトロール」などの見守り活動が「監視活動」に見え(感じ)、気遣いや思いやりが「ハラスメント」になり、善意を悪意に感じ、人間にとって敵意の無い事を表す笑顔を敵意と捉え、自分との関連性の無い物に関連性を持って感じてしまうのです。

錯視により実際にその様に見えたり感じたりしているのですから、それは考想による「妄想」とは異なります。

また、見えている物の認識にも問題を感じる事が多々有ります。

例えば何処にでも先回りして監視している人の証拠写真と言って見せられた写真が、私が見るとまったくの別人なのですが、その人には同じ顔に見えていたりします。

それは坂田利夫の顔が松山千春に見えている状態で、特徴的な類似点「音韻修復」と同じ原理で顔を補完して見せていると考えられるのです。

錯視に対して妄想の治療やカウンセリングを行っても、根底が違っているのですから効果は期待出来ませんよね。

 

その錯視を引き起こしているのが、集団ストーカーと言うマインドコントロールなのです。

集団ストーカーと言う概念は、他者に対する不信を植え込み錯視を起させる概念なのです。

とは言う物の、普通の人は集団ストーカーなどと言う概念を知っても、どこぞの異常者が妄想で書いた物としか思えない内容です。

参項リンク(集団ストーカー、ガスライティング、ギャングストーキング、電磁波犯罪、テクノロジー犯罪は全て同意語です)

リンク先の注意:これは数ある集団ストーカー妄想の一系統にしか過ぎませんし、書いてある事は何処にでもある日常です)

 

その異常者としか思えないと思っていた人ですら、条件さえ揃ってしまえば陥ってしまうのが集団ストーカーと言うマインドコントロールなのです。

その要因やメカニズムはかなり複雑ですので、それは著書をご覧ください。

 

錯視を引き起こさない様にするには、マインドコントロールを外すしかありません。

これは容易な事ではありません。

集団ストーカーの被害を主張する人の脳は不安に支配されており、その不安は扁桃体より発しています。

どれほど言葉を尽しても、扁桃体から生じる不安には勝てません。

扁桃体に言葉は通じないのです。

集団ストーカーと言うマインドコントロールが無ければ、投薬治療で不安を抑えれば必然的に被害妄想は薄れますが、投薬で不安を抑えても見えている世界が自分に危害を及ぼすように見えていれば不安は消えません。

不安とは漠然とした物なので明確な物は何も無く、単に不安に感じているだけですので、不安が薄まれば必然的に感じ方も薄まります。

それが投薬治療の効果です。

 

しかし、集団ストーカーと言う概念を植え付けられてしまうと、漠然とした物が明確になり、不安が恐怖へと変わります。

分かり易く説明すると、不安とは暗闇の中に何かが潜んでいると感じて怖がっている状態で、不安が消えるという事は暗闇に照明を付けて見えるようにする事です。

怖がっていた暗闇が明るく照らし出され、そこに何も潜んでいない事が分かれば怖さは薄れます。

そうした不安に対し、恐怖は暗闇が明るく照らされて見えるようになった時、そこに猛獣が潜んでいたような状態です。

これでは投薬治療で不安が和らいでも、恐怖が消える事はありませんよね。

つまり不安とは「暗闇の中の手探り状態」であり、恐怖とは「明確な脅威に対する恐れ」と言う違いになります。

集団ストーカーと言う概念は、暗闇の中に猛獣を見付けさせる概念なのです。

暗闇の中に猛獣を見付けさせられていたら、投薬治療で暗闇が明るく照らされても恐怖が消える事はないのです。

問題はどの程度集団ストーカーのマインドコントロールの影響を受けているかです。

これは、その人に元々備わって行った他者への信頼度(社会性)により個人差があり、その個人差は乳幼児期から青年期までの家庭環境によって変わります。

 

この不安と恐怖の違いがマインドコントロールに陥る原因の一つでもあるのです。

不安とは漠然としており「お化け」のような物で掴み処がありません。

すると不安を抱えている人は不安を払拭しようと、糸口を探そうとします。

集団ストーカーと言う概念はその糸口なのです。

集団ストーカーと言う概念で糸口を掴み相手が明確になる事で、不安が恐怖に変り「不安が解消される」のです。

違う表現をするなら、目標や仕事も持たずに将来に不安を感じていた人に、目標や仕事が出来て将来に希望を持ったような物です。

集団ストーカーと言う概念は、集団ストーカーの被害を主張する人にとっては希望ですので、集団ストーカーと言うマインドコントロールを外そうとする事は、その人の希望を奪う事でもあるのです。

希望を奪われる事は誰でも嫌ですよね。

その為、集団ストーカーと言う物にに捕らわれている人は、治療の先の自分が分からない為に治療に不安を抱き、集団ストーカーと言う希望にしがみ付こうとするのです。

これも感覚の反転ですね。

そうした集団ストーカーによる感覚の反転を是正する方法は、投薬治療ではなく「他者に対する信頼」を芽生えさせる事なのです。

 

 

幻聴が聞える人の判定方法を考案した(隣人トラブル)

※ 電子ブック「被害妄想解体新書: 被害妄想を知り克服する」アマゾンにて販売中!

 

隣人トラブルで多いのが、音や声が原因の物が多い。

それは時に事件にまで発展する。

また、集団ストーカーやガスライティングの被害を訴える人にも、「声が聞こえる」「音が聞こえる」と言う被害を訴える人は少なくない。

人は五感の情報で世界を認識しているので、存在しない声が聞こえていたらそれが幻聴であっても、その人にとっては存在しているとしか思えない。

以前は、録音して確認する方法を推奨していたが、「聞こえても存在しない声」で書いた人のように、録音を解析して声が存在していない事が確認されても、同じ所で同じ様に聞こえる人もいる。

しかも録音は、録音方法によって録音される音が変化してしまうし、機材も必要になる。

そこでもっと手軽で確実な方法を考案した。

 

幻聴が聞える人に、ある動画を見せると特有の反応が出る。

これは双極性障害や統合失調症、癲癇などの精神疾患の簡易的な判定にも使えると思う。

 

方法は簡単、1分程度で判別出来る。

まず最初にこの音声を聞く。(必ず先に進む前に、この音声ファイルを聞いて何と言っているのか確認する事

 

何と言っているように聞こえるだろう?

恐らく「バババーバ」に聞えると思う。

次に、下記のリンク先の動画を見ながら何と言っているかを聞く。

注意事項 : 必ず動画を見ながら聞くようにする事。

 

 リンク先の動画 ←クリック

 

恐らく、動画を見ながら聞くと「ダ」「ナ」「ザ」「ガ」などに聞えると思う。

次に、この動画を目を閉じて、もう一度何と言っているのかを聞く。

本来なら、最初の音声ファイルと同じ様に「バババーバ」と聞えるはずである。

しかし、これが「バナナーナ」や「バザナーガ」など、「バババーバ」以外の聞え方をした場合、脳に機能障害が発生している可能性が高いと思われる。

 

さてこの判別法の原理を説明しよう。

最初の音声ファイルは、この動画の音声だけを抜き取った物だ。

映像を見ずに純粋に音声だけを聞くので、脳の補完は行われない。

つまり音声ファイルで聞こえた声が、本来聞こえるべき声であり、最初にその聞える音声を確認しておく必要がある。

次に、映像を見ながら音声を聞くのだが、この映像は「ダダダーダ」と言う発音の映像に、「バババーバ」と言う音声が合成してある。

この「ダ」と言う発音と「バ」と言う発音には決定的な違いがある。

「バ」は破裂音であり、一度唇を閉じなければ発音する事は出来ない。

破裂音は「マ行」と「パ行」と「バ行」しかない。

脳は、口を閉じていない発音は、破裂音では有り得ないと判断して、似たような口の動きの発音である「ダ」「ナ」「ザ」「ガ」に補完してしまう為、映像を見ながら聞くと「ダ」「ナ」「ザ」「ガ」などの声に聞えるのだ。

これを「音韻修復」と言う。

問題は、目を閉じて聞いた時にも「ダ」「ナ」「ザ」「ガ」に変換されてしまう事だ。

 

それは補完機能のON/OFFが出来なくなっている事を示し、補完要件が無くなっても脳に記憶されたイメージによって補完が続いている事を示している。

これは逆のケースで観察すると分かり易くなる。

癲癇の人にこの映像を見せた時には補完が行われず、映像を見ながらこの音声を聞いても「バババーバ」に聞えていた。

癲癇は、脳細胞のネットワークに起きる異常な神経活動である為、補完する神経が機能していないと考えられる。

 

過去、この画像を目を閉じても補完が行われていたのは、双極性障害(躁鬱病)や統合失調症などの精神疾患や不安障害などの神経症を持つ人であり、これらの疾患の人は補完が完全にOFFにならない人と考えられ、癲癇の人は補完がONにならない人と考えられる訳だ。

目を閉じて音だけ聞くのも、音声ファイルだけ聞くのも同じ事である。

つまり、最初の音声ファイルだけを聞いた段階では補完のスイッチが入っていないので「バ」に聞えるのだが、映像を見ると補完のスイッチが入る。

通常の人は映像を見て補完のスイッチが入っても、目を閉じれば補完のスイッチが切れるのに対し、脳に何らかの障害が発生している人は目を閉じても補完のスイッチが切れないと考えられるのだ。

聞え方の多くは、最初の一文字は「バ」に聞え、その後に続く文字に補完が見られる場合が多いので、スイッチがOFFになるというより、例えるなら「漏電的」な状態なのだろう。

この現象は聴覚だけでなく「視覚」に於いても同じ現象が起きている事を確認している。

例えば坂田利夫の写真が松山千春と同じ顔に見えていたりするのだが、雰囲気は違うが同一人物だと言ったりする。

これは一部の特徴的な部分から顔全体を補完している物と推測される。

また、「雰囲気は違うが」と言う部分が、リンク先の映像を見た後で目を閉じて聞いた時に、最初の一文字は合致しているが続く発音が「バナナ」の様に異なって聞えるのと同じ要因で発生していると考えられる。

 

この映像を見た後に、目を閉じて聞いても「バ」以外の声に聞える人は、補完要因が無い状態でも自分の抱いている世界のイメージによって補完が行われていると考えられる訳で、それが幻聴であると考えられる訳だ。

では何故、補完のON/OFFの切り替えが出来なくなるのだろうか?

精神疾患などの発症メカニズムから考えると納得しやすいと思う。

精神疾患はストレスによって引き起こされるのだが、ストレスホルモンは糖質なのでストレスホルモンが長期間分泌され続けると、血流の悪化する事により、必要な栄養素や酸素の供給が滞り、脳細胞がダメージを受ける事によって、脳の神経ネットワークがダメージを受けたり失われたりする。

その状態が脳の疾患であり、鬱病や躁鬱病、統合失調症などの精神疾患である。

また面白い反応を示す人もいた。

最初の音声ファイルを聞いた時には「バババーバ」に聞こえていた人が、映像ファイルで目を閉じて聞くと「バナナーナ」と聞こえ、もう一度音声ファイルを聞き直すと「バナナーナ」にしか聞こえなくなっていた。

つまり、ストレスで神経ネットワークがダメージを受ける事により、補完機能にも影響を受けると推測される。

また、脳の疾患と同じストレスによるメカニズムで、聴覚器官内にある有毛細胞にダメージを受けて発症する感音性難聴がある。

この感音性難聴も聴覚過敏を引き起こしたり、幻聴が聞こえる場合も有るのだが、その幻聴が聞えるメカニズムも「音韻修復」である。

因みに、映像を見ない段階で、最初の音声ファイルを聞いて「バババーバ」に聞えなかった場合、感音性難聴などの難聴系の疾患の可能性がある。

理由は、補完要因のない状態で音韻修復が行われていると言う事は、聞き取れていない部分を補完していると考えられるからである。

 

考えてみると、この「補完」と言う物が、全ての根源で一貫しているのかもしれない。

補完は見えない部分や聞えない部分を周りの情報から推測して行われる。

集団ストーカー妄想に陥っている人は「情報の非対称性」による逆選択状態にある。

その逆選択も「思考の補完」と発症要因は同じだ。。

故に、インターネットで調べ続ける限り思考の補完が行われ、集団ストーカーと言う補完が行われ続けるとも考えられる。

そして、脳のダメージにより目を閉じても音韻修復が続いてしまうのと同じ様に、脳のダメージ次第では情報を遮断しても集団ストーカーの補完が続いてしまうとも考えられる訳で、入院治療で情報が遮断されても集団ストーカー妄想が消えない人がいるのはこの為と思われる。