平野達彦容疑者が犯行に至った動機の推察

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平野達彦容疑者が犯行に至った動機を推察してみる。

平野容疑者のTwitterに,被害者の事と思しき事がこう書いてある。

「実家の隣人たちは、私の持ち物欲しさと告発妨害の為に、電磁波兵器で私を攻撃(盗聴盗撮情報を逐次共有・貶め言葉送信・洗脳言葉送信・生体信号操作での拷問など)し続けている。」

 

問題のポイントは「聞えていたか」と「記憶障害の有無」である。

「聞えていたか」と言うのは一般的には「幻聴」なのだが、幻聴と言うと直ぐに統合失調症と結びつける人が多いが、幻聴は統合失調症に限った症状ではなく、他の精神疾患でも難聴でも起きる。

幻聴の根本的な原因は「脳の補完機能」であり、この補完機能は誰もが持っている機能だ。

この補完機能のおかげで、ある程度の騒音の中でも会話する事ができる。

幻聴が聞える人は、その補完機能の回路に異常をきたしているか、感音性難聴など聴覚に問題が有るかだ。

 

ここで鬱病等の精神疾患のメカニズムを説明する必要がある。

鬱病等の精神疾患の原因はストレスである。

そのストレスとは脊椎動物が獲得した防衛本能であり、身を守る為のメカニズムである。

扁桃体が天敵などの危険を察知すると、ストレスホルモンが分泌される。

ストレスホルモンには「アドレナリン」「ノルアドレナリン」「コルチゾール」があり、これらのホルモンを総じてストレスホルモンと言う。

アドレナリンはは心拍数や血圧を上げる作用があり、身体を興奮させて機敏に動けるようになる作用がある。

この作用により、天敵などから逃げたり、戦って相手を撃退して身を守る。

ノルアドレナリンは脳に作用し、スムースな情報伝達や素早い判断。

コルチゾールは糖やたんぱく質の代謝の促進を担う。

 

こうしたストレスホルモンは、短期的な分泌であれば有効なのだが、長期間持続すると問題が発生する。

コルチゾールは糖質な為、長期間継続的にストレス状態が続くと血流の悪化を招き、その結果脳細胞に必要な酸素や栄養が行き渡らず、脳細胞がダメージを受けて、脳細胞が死んでしまったり、脳神経のネットワークが失われたりする。

それが精神疾患だ。

ストレスによりコルチゾールが分泌され続けて過剰になると、海馬の萎縮を引き起こす。

海馬は短期記憶を担っており、海馬が萎縮すると記憶障害を引き起こす。

 

なぜ記憶障害が起きていたのか否かが重要かと言えば、平野容疑者のTwitterに「私の持ち物欲しさ」と書かれてある。

こうした言い回しは、私の経験上「自分の物が無くなった、もしくは盗まれた」と思っていた人が使う言い回しなのだが、今までの調査で、それが「記憶の欠落」である事が分かっている。

つまり、記憶障害である。

ストレスと記憶障害のメカニズムからすると、集団ストーカーと言うマインドコントロールに陥っていれば、長期間に亘る継続的ストレス状態になるのは必然で、記憶障害が出ない方がおかしい位だ。

 

幻聴に関してもTwitterで「電磁波兵器で私を攻撃(盗聴盗撮情報を逐次共有・貶め言葉送信・洗脳言葉送信・生体信号操作での拷問など)し続けている」と書いているので、聞えていたと推測される。

この幻聴だが、自分が幻聴が聞えるタイプかどうかは、私が考案した「幻聴が聞える人の判定方法」で、簡易的だが自己チェックできる。(幻聴に関する内容はリンク先を参照)

幻聴もストレスにより脳細胞や聴覚器官の有毛細胞がダメージを受けて、死んだり弱ったりする事によって発生する。

補完による幻聴は全くの無音では聞えず、必ず雑音や騒音のある所で発生する。

例えばパソコンのファンの音や電子音、鳥のさえずりや虫の音、川のせせらぎの音などがあると、その音の中から聞えてきたり、鳥のさえずりが人の声に補完されて聞えたりする。

Twitterに「盗聴盗撮情報を逐次共有」と書かれているという事は、自分の行動をリアルタイムでアナウンスするように聞えていた事を示していいると思われる。

当然の事ながら、自分の行動や自分の思考を全て知っているのは自分自身だ。

その自分自身の脳が作り出す言葉だからこそ、聞える声は自分の全てを知っている訳で、それを他人がやっていると思うからこそ、「電磁波犯罪」などと言う荒唐無稽な物を持ち出さなければ説明が付かない。

 

平野容疑者は、それを被害者が行っていたと思い込んでいたのだろう。

恐らく、被害者の声が補完に使われていたのだと思う。(詳しくは「幻聴が聞える人の判定方法」参照)

 

動機はそんな所だろうが、凶行に及んだ理由は別だろう。

集団ストーカー被害を主張する者が、こうした凶行に及ぶ事は珍しい。

大半はご近所トラブル程度で終わる。

ストレスホルモンの中で、こうした凶行に及ばせるのは「アドレナリン」だ。

そのアドレナリンが「逃走か闘争」の衝動を引き起こすのだが、大半の場合「逃走」傾向に向かう。

「窮鼠猫を噛む」の状態まで追い込まれなければ闘争方向には向かわない。

 

平野容疑者が「窮鼠猫を噛む」の状態だったか?を推測できる情報が、報道の中にある。

「増築された離れで引きこもりを続けていた」

「容疑者の父親が、被害者に息子を見たら110番してくれとと言っていた」

集団ストーカーの被害を主張する人に何人も合って来たが、その大半の人は家族が心配していた。

恐らくそれが、逃走方向への鍵だ。

「息子を見たら110番」「増築した離れで引きこもり」には、そうした家族同士の思いやりやコミュニケーションの臭いがしない。

言い方を変えると、家族とのコミュニケーションも失われた完全なる孤立状態だった事が推測される。

恐らくそれが「闘争」への鍵となり、凶行に及んだと思われる。

そして、洲本と言う土地柄も窮鼠と化す理由の一つと思われる。

人口の少ない村社会では、人混みに隠れる事は出来ない。

ご近所さんは全て顔見知りと言う土地柄は、何処に行っても誰と出会っても自分を知っている人が居る。

故に、常に監視されている感覚に捕らわれる。

 

平野容疑者は10月まで精神科に入院していたと言うのだが、退院した後にこうした事件を起している。

インターネットで集団ストーカーを主張する人に対して「糖質乙、病院へ行け」と言う書き込みを度々見かけるが、この事からもそれは間違いである事が分かる。

集団ストーカーと言う妄想は、病院の治療では治らないのだ。

その理由は「集団ストーカー妄想は治療で治すことは困難」で書いている。

これは、被害妄想を伴う精神心疾患を発症して家族も、「糖質乙、病院へ行け」と言っている人と同じ間違いをしている場合が多い。

更に言えば、精神科医でこの間違いに気付いている人がどれほど居るだろう? 恐らく皆無に等しいと思う。

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