ASKAが再び覚せい剤で逮捕された。
50歳以上の再犯率が83.1%と言われる覚せい剤なので予想はしていた。
以前、ASKAと思われるブログに盗聴やら集団ストーカーやら書かれていた事に付いて書いたが、アレは本人だった訳だ。
私としては、好きだったアーティストの一人だっただけに残念だ。
私の興味は別にある。
報道で聞く限りでは、家族が支えていたがその家族に騙されたと言っていると聞く。
家族に対して被害妄想を抱いていたと言う事だ。
これは推測なのだが、ASKAの家族は献身的に支えていたのだと思う。
だからこそ家族に対して被害夢想を持った様に思う。
但し、再び覚せい剤に手を出した理由がそこにあるかまでは分からない。
これは覚せい剤のみならず、精神疾患の患者を支える家族にも共通して言える事なのだが、献身的過ぎるサポートは被害妄想を生む。
その原因は自尊心だ。
家族の役に立たず迷惑を掛けていると思っている相手を励まし懸命に支えようとすると、自尊心が傷付いて行く。
被害妄想は自尊心を傷付けた相手に向けられ、自尊心を傷付ける相手に不信感を抱くようになる。
社会性は信じる事で成り立っているので、不信感の大きさに比例して社会性は失われる。
社会性を失った者が感じる世界が、監視されている感覚だ。
人間は集団で生きる動物であり、集団で生きるメリットは天敵から襲われた時の生存確率を上げる事だ。
そして集団に守られて安心感を得て、安心する事でストレスから開放される。
その為の絶対条件が、仲間を信じる事である。
もし、仲間が信じられなければ周りの仲間は敵と変わらず、集団を形成する意味が消失してしまう。
つまり、社会性を失うと言う事は、敵に囲まれているのと同じ心境になる為に、監視されている感覚に陥る。
そうなれば常に強いストレスに晒される事になる。
そのストレスに脳がダメージを受けると精神疾患となり、そのストレスから逃れる為に再び覚せい剤に手を出したとも考えられる。
サポートする家族が注意すべき点は、自尊心を傷付けない様に心がける事だ。
具体的には3つの事を心掛ける様にする。
1. 自分が必要とされていると感じさせる事。
2.自分が役に立っていると感じさせる事。
3.感謝する事。
その他の注意点は、言動を鵜呑みに信じない事だ。
ASKAは薬物検査の陽性に「事実に反します」と言っている。
多くの人は、これを嘘とか言い逃れと思っているかもしれないが、必ずしもそうとは限らない。
意外と本心で言っているのかも知れない。
とは言え、陽性反応が出たと言う事は、覚せい剤を使用していた事に間違いは無い。
しかし、継続したストレスは記憶障害を生む。
自分でした事を忘れたり、記憶が都合の良い様に書き変えられたりするので、あながち嘘とは言い切れない所もある。
それは言動の全てに信憑性が無いと言う事でもある。