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以前は「集団ストーカーと統合失調症の判別方法」として書いていたのですが、記述内容がかなり古くなりましたのでリニューアルに伴い書き直す事にします。
まず、何が古く内容がそぐわないのか? についてですが、著書「集団ストーカーと言う被害妄想ガスライティングと言うマインドコントロール」でも書いていますが、かつては集団ストーカーは統合失調症の方の幻聴に過ぎなかった物が、様々な病の症状と重なっていますので「嫌がらせなのか精神疾患なのかの判別」としてタイトルも改める事にしました。
病の症状と言う以前に、病を発症する潜在的要因からも集団ストーカー的感覚に囚われる事も分かって来ましたので、以前書いていた内容では必ずしも病なのか実際の被害なのかの区別が付かなくなっています。
詳しくお知りになりたい方は著書を読まれる事をお奨めします。
さて、嫌がらせなのか精神疾患なのかの判別ですが、結論から言えば「映像に勝る物無し」です。
犯人や犯行を撮影するのでは無く、自分を24時間音声付で撮影する事です。
その上で、その画像を確認し、画像の音声を解析する事です。
また撮影記録は出来る限り残すようにしましょう。
その理由をご説明します。
今まで数多くの集団ストーカーに代表される被害妄想の方の調査を行って来ました。
中には複数年に亘り相談を受け続けている人もいます。
そうした中で様々な経験を積ませて貰いました。
そして分かった事は、幻聴や記憶障害は統合失調症に限った事では無く、鬱病や双極性障害などの精神疾患にも共通した症状なのです。
幻聴とひと括りにしていた物も、カクテルパーティー効果であったり、脳の補完であったり、聴覚過敏であったりする事も分かって来ました。
記憶障害も、単に短期記憶が無くなるだけでなく、過去の記憶が改ざんされたケースを何件も目の当たりにしました。
五感からの情報や、記憶も当てにならないのです。
例えば「隣室や隣家の騒音」と言う騒音被害ですが、騒音被害を訴える人は「騒音と感じるのには個人差がある」と言い、「他の人には煩く聞こえなくても自分には煩い」と言う話をよく耳にします。
しかしその個人差が問題なのです。
私が遭遇した人にはこんな人もいました。
聴覚過敏に陥っている人との電話で話した時、普通に話すと耳が痛くなるほど煩く聞こえるのです。
その人の電話のボリュームも確認しましたが、私には通常レベルの音の大きさでしか聞こえません。
そこで私がヒソヒソ話程度の声で話しても、まだ耳がキンキンすると言うので、声がでるか出ないか位の声で話して会話をしました。
これは極端な聴覚過敏の人の例ですが、もしその人が近隣の人に、騒音の個人差を理由に「静かにしてくれ」と要求したら、それは近隣の人に「生活するな」と言っているのと同じですので無理な話なのです。
問題は、聴覚過敏に陥っている人は、自分の聴覚過敏に気付いておらず、自分が聞こえている音が基準になっていて聴覚過敏を「個人差」と思っている所なのです。
自分が聴覚過敏である事に気付かず、通常の生活音が騒音に聞こえて、クレームを付けていたらどう言う事になるでしょう。
相手からすれば、最初は自分の生活音が煩かったかもしれないと、思い当たる所を改善するでしょう。
それでも原因は聴覚過敏ですから、騒音は止まる事はありません。
するとまたクレームを付けます。
すると相手は緊張した生活を強いられる事になり、やがては反発され無視されるか、引越しを余儀なくされてしまいます。
そんな事が続けば近隣の人から要注意人物としてマークされる事になるでしょうし、そんな事を繰り返していれば家主や管理会社から退去を求められる事にもなるでしょう。
本人からすれば、注意しても無くならない騒音は嫌がらせにしか思えないでしょうし、近隣の人から要注意人物と思われていれば、近隣の人の視線や態度もよそよそしくなるでしょう。
騒音と近隣の人の態度を見れば、本人は結託した嫌がらせに思えるかもしれませんね。
しかし客観的に見れば、聴覚過敏の人のレベルに合わせろ言う事が無理ですし、聴覚過敏である事に気付かない事こそ一番の原因なのです。
また「声が聞こえる」と言う人は、誰の声かより先に「声の存在」の確認が必要です。
実際にあった例ですが、誰もいない自分しか居ない部屋で誰かが喋り掛けて来るという事例がありました。
その人は確かに聞こえ、その人と会話もしていると言うのですが、理論的に考えて誰もいない部屋で誰かと会話する事等有り得ません。
そこで録音する事を提案し録音してもらいました。
しかし録音はその人の声だけしか聞こえません。
誰が聞いてもその人の声しか聞こえないのですが、不思議な事にその人が録音を聞くと、何度聞いても同じ声が聞こえると言うのです。
不思議な話しですよね。
本人には何度聞いても同じ声が聞こえるのに他者には誰も聞こえなければ、皆で自分を騙そうとしているとしか思えませんよね。
記憶障害はもっと厄介です。
記憶障害は記憶が無くなっている事にすら気付けません、記憶が無いのですからね。
自分が食べた物、自分が動かした物の記憶が無くなれば、誰かがやったとしか思えません。
参項の為に、アメーバブログの方に書いた記憶障害の人との会話の記述をそのまま転載します。
今何処にいるの?
小牧市。
小牧の何処?
犬山の近く。
今日は調子が悪い。
今何処にいる?
だから小牧。
小牧の何処?
今さっき話したじゃん。
え?聞いてないよ。
そんな会話を繰り返し、やっと用件に入った。
預けてある鞄の中にボイスレコーダーがあるんだけど、今日取りに行ってもいいかな?
19時なら大丈夫。
今何処にいるの?
だから小牧だって!
忘れないうちにメモしろよ。
何を?
ボイスレコーダー取りに来るんだろ?
何?ボイスレコーダーって?
だから、ボイスレコーダー取りに来るって電話じゃないの?
あれ?俺そんな話ししたか?
話す先から忘れているじゃん。
早急に病院へ行った方が良いぞ。
俺もそう思う。
ところで、預けたはずの財布が手元にあるんだけど、何で持っているんだろう?
それは一昨日、身分証明になる物が財布の中にあるからって取りに来て、金は封筒に入れて財布だけ持って行ったの覚えていない?
覚えていない。
これは、双極性障害と思われる人との会話ですが、酷い場合には話す先から忘れてしまいます。
本人には聞いた記憶や自分の行動の記憶が無くなっていますので、記憶に無ければ不審にしか思えません。
またこんな例もあります。
同居のカップルの女性が、男性に対して暴力を振るっていました。
暴力を振るっていた当時に、その女性から何故暴力を振るっていたのかの理由まで聞いていたのですが、その一年後にその女性は「暴力を振るわれていた」と記憶が書き換わっていたのです。
「した」と「された」が見事に逆転していたのです。
こうした事を目の当りにして来ると、人の記憶による話を鵜呑みに出来ません。
その人には双極性障害の診断が出ていました。
こうした事を目の当りにして来ると「客観的検証」の必要性を痛感します。
記憶障害系の検証には映像しか有りません。
それも24時間常時録画で自分を写し続けるのです。
そして不審に思った時間の映像や音声を確認する事です。
犯人が存在していれば必ず映りますし、自分の記憶に無い自分が映っていれば記憶障害です。
録画はHDDレコーダーに室内用防犯カメラを使用して撮影します。
状況によりカメラを増設して複数の部屋での撮影や、異なるアングルでの撮影も必要な場合もあります。
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外出時には偽装型カメラでの撮影が有効です。
これは犯人探しではなく、自分の行動の記録です。
徒歩の場合、ホームビデオカメラや携帯カメラで撮影しながら歩くと「変な人」と怪しまれてしまいますので、胸ポケットにボールペン型のビデオカメラを使用すると怪しまれずに済みます。
また、車で移送する場合にはドライブレコーダーを利用すると安全に撮影できます。
そうして撮影した映像を数年間は保管して置くと、記憶の改ざんが行われていた場合の客観的判断材料になります。
音声付の映像から音声だけを抜き取る場合は、Any Audio Converterが無料で使えます。
さて聴力過敏かどうかを簡易的にですが調べる方法もあります。
これは「声が聞こえる」タイプの人の判別法にもなります。
まず聞こえる音や声をボイスレコーダーで録音します。
使用するボイスレコーダーは外部入力端子付きの機種を選び、外部入力端子にピンマイクなどの外部マイクを接続して録音します。
本体マイクによる録音ではダメです。
本体マイクで録音する場合には工夫が必要で、本体を糸などで天井から耳の高さまで吊るして録音します。
外部マイクで録音する時にも、外部マイクを耳の高さまで吊るして録音します。
何故この様にマイクを耳の高さまで吊るして録音する必要があるかと言えば、耳の高さで録音すれば耳で聞こえているのと同じ音が録音出来ます。
そして最も重要なポイントは、テーブルや床などに置いて録音すると、床などの振動を拾ってしまうからです。
例えば、テーブルに耳を押し当てると家の様々な振動音が大きく聞こえます。
テーブルや床に置いての録音では、その音を録音してしまうので、聞こえている音を正しく録音できないのです。
聴覚過敏で最も重要な事は音圧レベルです。
騒音規正法も音圧レベルで規制されています。
騒音の測定で問題になるのが、音源と特定場所との位置関係です。
小さな音でもマイクの直前で録音すれば音圧は高くなり離れれば低くなります。
テーブルや床に置いての録音は、音源の上にマイクを置いて録音するのと同じですので、その様にして録音しても何の意味もありません。
聞こえる音を聞こえている状態で録音するには、振動の影響を受けないように弾力性のある糸やゴムで天上から吊るし、耳の高さで録音する必要があるのです。
録音型式ですが、出来る限り非圧縮で録音します。
ファイル形式としては、WAVやWAVA型式で録音します。
理由は、MP3型式では可聴域を超える周波数や可聴域未満の周波数を圧縮してしまうので、可聴域の範囲外の音の測定には向いていません。
また、マイク感度の切り替えが出来るボイスレコーダーなら高感度設定にしないでください。
高感度設定は増幅設定ですので、聞こえている音圧が増幅されてしまいますので、正確な録音とは言えません。
録音したファイルを、WaveSpectraなどの解析ソフトを使って解析します。
このソフトで解析すれば、ある程度の音圧も分かりますので、その音圧が騒音規正法の範囲内であれば誰にも文句を言えませんし、通常人が気にならないレベルの音が気になるのであれば、自身の聴覚過敏を疑って下さい。
声が聞こえるタイプの人は、このソフトの波形で他の音の波形があるかを確認する事で、声の存在の有無を確認できます。
声が聞こえる場合の重要なポイントですが、声が聞こえる時に「ノイズ」や「騒音」などが録音されていないか?
これが最も重要なポイントです。
事例で書いた「声が聞こえる」人が、同じ所で同じ声が聞こえる理由が、ノイズ等の騒音なのです。
ノイズや騒音を、脳が声として認識してしまう為に同じ所で同じ音声が聞こえるのです。
声が聞こえる人の大半は、ノイズや音声を脳が補完して音声に変換していますので、全くの無音の時に声は聞こえません。
全くの無音でも声が聞こえる様でしたら、統合失調症も視野に入れるべきだと思います。
人ごみの中で、声が聞こえる場合もボイスレコーダーの録音で有る程度判別できます。
人ごみの中で声が聞こえた時の録音を、再生して聞いても聞こえた声が録音されているのか否か、殆どの人が分かりません。
その理由は、そこに人がいないからなのです。
これも脳の補完の一つで「カクテルパーティー効果」と言います。
脳は視覚から入って来る情報も処理して音や声として認識しています。
録音だけを聞いた場合、視覚情報がありませんので声として認識しないのです。
つまり、聞こえていたのは脳に補完された声ですので、実際には存在しない声なのです。
例えばこの映像を見ながらなんと言っているのか聞いてみてください。
※注意 試したい方は、下の動画では無く、こちらで試して下さい。
リンク先には、動画の前に映像の無い音声だけが聞けるようにしてありますので、先に音声ファイルを聞いてからお試しください。
恐らく、ダダダーダ、ザザザーザ、ナナナーナ等と聞こえると思います。
しかし、目を閉じてもう一度聞くと「バババーバ」に聞こえると思います。
これが視覚情報に影響を受けた、脳の聴覚補完で「音韻修復」と言います。
この映像は、バババーバと言う音声に、ダダダーダと言う発音の映像を合成してあります。
「バ」と言う発音は、破裂音である為に一度唇を閉じないと発音出来ません。
しかし映像は唇を閉じていませんので、脳は「バ」の発音は有り得ないと判断して、似た発音の音に補完してしまうのです。
そして目を閉じて聞くと、視覚情報が遮断される為に、本来の「バ」に聞こえるのです。
しかし、この映像を目を閉じて聞いた時「バナナーナ」などに聞こえる人もいます。
「バナナーナ」に聞こえた人は双極性障害や統合失調症の人でしたし、映像を見ながら聞いても「バババーバ」に聞こえていた人もいました。
その人は癲癇でした。
この様に、この映像を見てどんな発音に聞こえるかだけでも、ある程度の精神疾患の可能性を見出せます。
精神疾患やこの映像の原理からすれば、それを理解する事も出来ると思います。
精神疾患は脳細胞がダメージを受け、神経ネットワーク回路が崩れた状態です。
脳の神経ネットワーク回路が正常に作動していれば正常に補完されるのですが、神経ネットワーク回路が崩れている為に正常に補完されないと考えられる訳です。
但し、受けているストレス次第でダメージを受ける部分は人によって異なる為、視覚や聴覚に然程ダメージを受けていなければ正常に補完されますので、正常に補完されたとしても正常に補完されなかったにしても、医師の診断を受けるまでは可能性の域を出ませんので予めご了承ください。